ビジネスモデルを進化させよう

下請けで苦しんでいる中小企業のコンサルが増えてきました。

 

背景には、発注元の企業からの止まない値下げ圧力、小ロット化、短納期化、軽作業など手間のかかる業務の押し付け、トラブル処理の押し付け、など、大企業の都合を押し付けられているようです。

 

また、突然の倒産や合併・吸収による大口取引先の喪失も少なくありません。

最近聞いた話では、大手小売りは取引先の経営にまで関与し、コスト削減や生産性向上を指導し、価格を下げさせているそうです。その中に内製化や取引先選別が含まれるため、突然、長年の大口受注先を失う中小企業が出てきています。

 

中小企業にとって理不尽で横暴な大企業は多いですが、だからと言って批判もだけしていても始まりません。

 

よほど突出した強みがあれば別ですが、単純な業務やビジネスモデルでは生き残っていくのはどんどん大変になってきているようです。

 

ビジネスモデルとは一言でいうと、「継続して儲ける仕組み」でしょう。

 

ビジネスモデルの本やセミナーなど多いですが、気になる点が3つあります。

 

1つは、優れたビジネスモデルを発見または構築するものばかりで、育て進化させ続ける視点が欠けているものが多いことです。すごいビジネスモデルを発見したと有頂天になっても、実際にやってみると機能しなかったり、うまくいったらいったで、すぐに真似されてしまうことがままあります。

 

2つめは、環境やトレンドに流されすぎなことです。今をベースにヒットしそうなもの、儲かりそうな仕組みを考えがちです。考える行為は良いのですが、経営者の想いやこだわり、自社の強みやビジョンなど原点を明確にして、それを軸に考えないと、出来上がってくるビジネスモデルはふわふわしたものばかりでちょっとした条件や環境変化ですぐに消えてしまいます。

 

最後は、自社だけがプレイヤーで、自社だけが儲かるビジネスモデルを考えようとしてしまうことです。自分や自社ができることは限られます。できることから考えるのではなく、やりたいことありたい姿から考えると、発想が飛躍的に広がります。自社ができない部分を他社に協力してもらう発想が出てくると、ビジネス規模が一気に大きくなります。

 

中小企業にお勧めしているのは、ビジョンに共感してくれる協力者を集め、大きいビジネスを儲かるビジネスモデルでやりましょう、ということです。