高粗利経営への道

中小企業経営者、リーダー、創業者向けの役立つ情報を提供します

新事業開発プロセス

新事業開発の通常のプロセスは、マーケティング調査から入る場合が多いようです。

ターゲット顧客の再設定、市場や顧客ニーズの調査確認、技術や商品サービスのトレンドや将来の見通しなど、全体を把握してから絞り込んでいくイメージでしょうか。

トランスフォーメーション思考では、逆に、経営者自身のまたは企業のビジョンを見つめ直すことから始めます。

そして自分の中で明確なイメージを持っていても、それで終わらせず、価値観を明文化します。

これは共感できる協力者や仲間を集めるために必要だからです。

そして協力者とともに、ビジネスモデルをブラッシュアップし続けていきます。

前者は、顧客に受け入れられる商品やサービスを創り出すことに重点を置きますが、後者は自分たちのビジョンを実現することに重点を置いています。

一見、後者はプロダクトアウト的ですが、そうではありません。

自分たちのビジョンというベクトルを明確にしてから、自分たちの強みを発揮できる商品やサービスで、顧客ニーズへ対応します。

軸がぶれず、範囲も狭まるため、新事業の検討がはるかにやりやすいことと、他社とアイデアがぶつかることも真似されることも少なくなることが大きな違いでしょう。