高粗利経営への道

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新事業の発想手順

新事業開発の過程では、いろいろなビジネスアイデアが噴出してきます。

直感で、いけそうかいけなさそうか、すぐに判断するのは禁物です。

やり始めたころは、既存ビジネスや業界の常識的なものが、思考のベースに残っており、発想する枠が広がっていない可能性が高いからです。

まずは、自分の発想の限界やクセを理解し、それらを外すことを試みた方が良いでしょう。

普通でやると、全く不可能に思えることを発想することを避けてしまいます。

たとえば、宇宙で暮らすとか、世界で一番の会社になるとか、あまりに飛躍したことを言い出すと収拾がつかなくなる恐れと不安で、自然と抑えにかかってしまうのではないでしょうか?

トランスフォーメーション思考では、極端でも広げるだけ広げることを勧めています。

一番の理由は簡単で、面白いアイデアが出やすいからです。

そして、普通のアイデアでも不可能に見える極端なアイデアでも、そのまま使えることはほとんどなく、実現実行可能なレベルに落とし込む必要があるからです。

普通のアイデアは、顧客に響くものがなかったり、競合と差別化できなかったり、すぐに真似されそうだったり、とそれを克服するには、相当大変です。

極端だが、尖っていて、面白いアイデアは、それだけで貴重で、収益化や実行可能なものに仕上げるの大変ですが、比較的、システマティックに進めることができます。

コンセプトや軸がブレないものであることは大切です。

普通のアイデアを昇華させるのと、卓越したアイデアを実現可能な形に落とし込むのでは、あらゆる面でプロジェクトの精度やチームのやる気度が違ってくるのは当然なのです。