高粗利経営への道

中小企業経営者、リーダー、創業者向けの役立つ情報を提供します

強みについて

トランスフォーメーション思考では、外部リソースを活用して、大きなビジネスを仕掛けることを勧めています。

よって、協力者や連携相手を探すことが必要となることがほとんどです。

その時、自社の強みを知らないで探すのは、とりあえず人数を集めてからポジションを決めると草野球のようなものでしょう。

楽しむだけならいいのですが、勝負に勝つには、適材適所の人材を集める必要があります。

ただし、強みは相対的なものなので、環境や市場の状況によって、変わってきます。

客観的に観察し比較できることが大切でしょう。

言い換えれば、事業ごとに、市場ごとに、組む相手ごとに、強みが変わっても不思議ではありません。

ポイントは、対象の市場の中で、総合力で勝ち続けていけるかどうかです。

だから、定期的に強みを見直していくことが重要です。

そのためにも、強みにつながる要素要因を整理しておくことをお勧めします。

強みにつながる要素要因とは、主に以下のとおりです。

 ・こだわり、想い、ビジョン、ミッション

 ・経験、熟練度、専門性

 ・組織体制、人材、定着率

 ・設備、店舗、倉庫

 ・アフターサービス体制

 ・経営管理力、データが揃っている

 ・意思決定のスピード、現場権限移譲

 ・商品品揃え、競争力のある商品サービス

 ・新商品サービス開発力

 ・顧客との関係性

 ・マーケティング力、情報収集力

 ・物流体制、物流機能

 ・営業体制、営業機能

 ・業務の一貫体制

 ・分業体制、多能工

 ・差別化技術、ノウハウ、知的資産

 ・資金力

 ・顧客リスト、顧客層、エリア

 等です。

日ごろから整理しており、長所を伸ばすことを前提に強化し続けていくことも重要です。