仕掛け
松村真宏著「仕掛学」を読ませていただいた。
サブタイトルは、人を動かすアイデアのつくり方、です。
仕掛けを研究し体系化した方で、事例も豊富です。
新規事業や新商品の開発で、顧客のニーズに合った良いものを創造することを目指しますが、良ければ売れるものでもないのが世の常です。
やはり顧客に気付いてもらい、興味を持ってもらわなくては、選ぶ対象にもなりません。
仕掛けは、物理的トリガーと心理的トリガーにわかれるそうです。
実際はこの2つの組み合わせ方がポイントとなるとのこと。
仕掛けのヒントは、行動観察から得られることが多いそうです。
特に子供はピュアで好奇心旺盛だから、対象として良いそうです。
ビジネスモデルを考えるときも、どう稼ぐかと同等にどう興味を持ってもらえるか、入口のところも考える必要があります。
自社の強みはむしろ入口のところでアピールすることで効果が上がるとも言えるでしょう。