参入障壁
参入障壁とは、ある業界に新規参入する場合の越えなければならない障害のことです。
新規事業で、既存のマーケットに参入しようとする場合は、業界全体のみならず競合企業も正確に把握しておく必要があります。
新規事業で、新しいマーケットを築く場合でも、考えておく必要があるでしょう。
すぐに真似されたり、簡単に多数が参入してくるようだと儲け続けることは難しいからです。
新事業のアイデアで儲けの構造(ビジネスモデル)を考えることも重要ですが、それで終わらせず、いかに継続して稼ぐための環境づくり=参入障壁を考えることは重要です。
ビジネスアイデアだけでは差別化にならず、参入障壁を築けないからです。
特に、資本の大きい大企業がすぐに参入できないよう工夫するべきでしょう。
そのためには、差別化・独自化と競争戦略を考える必要があります。
簡単には真似できないような技術・ノウハウや製品・サービス、または販路を築くことです。
そして、それをどうマーケット規模を大きくしていくのかのストーリー=ロードマップを描きます。
もちろんその通り行くことは少ないですが、それもあらかじめ想定しておけば、慌てず臨機応変に対応することができます。