高粗利経営への道

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USP

USPとは、自社独自の価値や魅力のことです。

もちろん強みでもあるのですが、似たようなものに「コアコンピタンス」があります。

コアコンピタンスは、競合他社が真似できない自社独自の能力の意味です。

一見、同じようですが、USPはマーケティング用語であり、コアコンピタンスは経営戦略用語の違いがあります。

USPは、お客様から見た魅力的なものであり、コアコンピタンスは競合他社や業界から見たものであると言えます。

つまりコアコンピタンスは、技術や能力など、数値などで測れる明確な比較ができるのですが、USPはお客様からの見え方ですから結構曖昧です。

その反面、USPはブランドつくりには欠かせないもので、それこそマーケティング戦略に大きく貢献してくれるツールです。

自社の製品やサービスが他社よりいくら優れていても、USPがまずいと他社に簡単に負けてしまうことがあります。

自社の能力を向上させるとともに、USPも磨き続けていく必要があるのです。

また、USPは社内でも効果があります。

ビジョンに結びついていることが多く、社員の誇りや自信を醸成するキッカケにもなるようです。

「かっこいい」というのは、経営面で考えると幼稚なイメージですが、社員やお客様に与える影響は意外と大きいものです。

かっこいいUSPを創ることをお勧めします。