高粗利経営への道

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目標の設定

ビジョン、いわゆるありたい姿を明確に設定することが非常に大切だという話を以前しました。

ビジョンが合っているかどうかの判断基準は、ビジョンをイメージしてワクワクするかどうかなのです。

ワクワクするビジョンを設定したら、即行動というわけにはいきません。

旅行で世界一高い山を登ると決めても、何の準備もせず、ビザも旅券もなく旅立っても難しいのと同じです。

この場合、世界一高い山を登るのは目的であって、それを達成するための目標や計画など戦略が必要なのです。

世界一高い山を登るのは、お金があればすぐに登れるわけではありません。

多額のお金ももちろん必要ですが、登山の豊富な経験、知識、技術や仲間づくり、自身の体力や健康など、様々な克服しなければならない障害があります。

目標は一つではありません。

どの時点でどうなっていたいのか、いわゆる5W2Hで目標を具体的に設定します。

そのときの注意点は、現時点から始めないで、ゴールから逆算することです。

今、できることから行動を積み上げていくと、おそらくゴールは遠くかすんで見えないでしょう。

行動の開始はできることから少しずつ始めるのですが、目標の設定は大胆にゴールから逆算し、一定の期間で目標をきめ細かく設定しておくことがコツとなります。

振り返りと軌道修正が必要だからです。

そのとき決して目的やゴールを動かさないことです。

都合に合わせて、勝手にビジョンを変えるのは、経営者への信頼を失ってしまうからです。