提携と連携

新事業開発では、ビジョンを軸として結び付く仲間作りは重要です。

自社独力でやることは可能ですが、シナジー効果を発揮できる協力企業を見つけると、ビジネスは強く大きく継続できるようになるからです。

ただし、儲けるのは当たり前にしても、ビジョンの共有がなく、儲けだけでつながっているような関係は歓迎できません。

新規事業で最初からうまくいき続けることなどマレだからです。

うまくいっているときは良いが儲からなくなったりトラブルがあると途端に関係が悪くなるような協力者では、事業の継続した成功は望めません。

よくある間違いの一つは、何をやるかは後回しにして、とりあえず、公に関係性を結ぶ「提携」をしてしまうことです。

目的や特にビジョンや想いの共有なしに関係だけ明確にしても、うまくいくことは少ないでしょう。

提携でよくあるのは、できることから始めるというものです。悪くはないのですが、どちらも都合のよい一部だけの協力ですから、それはシナジーではなく妥協です。

妥協の事業は、当然、弱く小さく短期になる傾向が強いのです。

連携は提携より大きな概念でしょう。

相手企業との関係性は重要ですが、契約書中心ではなく、ビジョン中心でむすびついた関係性を築き、目的そしてシナジー効果を明確にした連携を目指すべきでしょう。

 

予実管理の重要性

予実管理は、予算に対して実績で達成できているか確認することです。

数字での目標達成表とも言えるでしょう。

数字で考えることはとても重要です。

アクションプランで立てた行動をしっかりこなしたとしても、数字が伴っていなければ、その行動について修正することを検討しなければなりません。

企業の場合、数字が伴わないということは、想定よりお金が稼げていないということで、最悪、倒産の可能性もあります。

予算を組む時は、未来を予測することであり、行動とその効果の可能性を推定することです。

環境や状況は常に変化するのですから、早々思い通りにいかないこともあるでしょう。

だからと言って、予算を立てたら、あとは振り返らずに、決めた行動をするだけでは目標を達成することは難しいでしょう。

多くの会社が、予実管理の考え方と使い方を間違えているようです。

毎月の答え合わせではありません。

ましてや決算時だけしか活用しないなど論外です。

月別の管理なら、月末が来る前に、どうやったら目標を達成できるのか、準備し振り返り適宜対策を講じるために活用します。

半年先を見据えて、取引先別、商品別、顧客別の受注予定リストを確度とともに、管理しておき、早め早めに手を打っていくことで、精度を上げていくのです。

常に半年先までの毎月の受注予測と候補案件の確度を見ていくことで、やるべき行動を優先順位をもって考えていきます。

不安や問題があるなら、早めに上司に相談し、対策を打てるでしょう。

予実管理は、達成した達成できなかったの結果だけを見るのではなく、うまく活用していくことが大事です。

優先付け

事業アイデアの出し方はそれこそたくさんあります。

まずはたくさん出すことが大切です。

それもすぐに実現できそうな改善レベルではなく、突拍子もない、まったく関係なさそうなものがいっぱい出てくるまでやります。

つまらないアイデアを面白くするのは大変というより無茶ですが、面白いアイデアを実現可能レベルに落とし込むのは楽しく可能です。

そして多くの事業アイデアの中から、目的に合うものを選び出す作業が待っています。

結局は正しい場合があるので、直感で決めるのを否定しませんが、後のことを考えると優先順位付けをすることをお勧めします。

まずは、どういう評価要素にするのかを決めなければなりません。

短期で収益化したいのか、長期でも安定成長を目指すのか

利益なのか、売上規模なのか

実現可能性なのか、社会または企業の課題解決優先なのか

競合優位性なのか、独自性なのか

などなど

その中で、特に、ビジョンや想いに沿っているかも入れる必要があります。

そして数字で考えることも大事でしょう。

どんなに頑張っても数十万数百万規模の事業では、やる意味さえ疑わしい。

1つの事業アイデアがそのままうまくいくことはまずありません。

だめなら次という切り替えの早さもいるでしょうし、別のアイデアとの組み合わせもありでしょう。

そのためには、直感ではなく、理由を持って選択するほうが、後々、修正しやすいのです。

優先順位を考えることは、結局は、自社の価値観を見つめ直すことになるので是非、やってみることをお勧めします。

潜在意識

最近、よく耳にするのが潜在意識の活性化や活用です。

潜在意識なので、普段は意識しないのですが、気持ちや決断や考えなどに多大な影響を与えている意識のことです。

車が欲しいと思っていたら、TVを見ても雑誌を見ても道路を見ても自然と、新車に目がいってしまうのもそうなのでしょう。

潜在意識は持って生まれた特別な個性というわけではなく、変えることは可能です。

「自分はツイている」や「自分はすごいんだ」という言葉を、毎日繰り返し唱和すると、自信が出てくる、なんてことが一例です。

企業でいうと、経営理念やビジョンを社員全員で唱和することでしょうか。

これは、潜在意識の前に顕在意識でしっかりと理解し合意する必要があります。

少しひねた人は洗脳や押し付けなどと批判する人もいますが全く違います。

同じ企業で働くすべての従業員が、会社の基本的な考え方や方向性を共有し、同じ目的を持って成長を目指すためにあるのです。

従業員の多くが潜在意識化に共通したビジョンがある企業は経営者や社員の行動にぶれがありません。

これで何がいいかというと、お客様や社会からの信頼感を得られ、行動のパフォーマンスが桁違いに上がることが起こるのです。

つまり、迷うことなく、自信をもって行動できるのです。

ただ、潜在意識の前に、考え方の正しさが先ですが。

真似をする

真似をすることは、姑息でいやらしいイメージを持つ人もいるが、相手が成功者だったり、志高く実行する場合は、大いに推奨すべきではないだろうか。

むしろ自分がやりやすくて理解できる範囲の真似だけしても効果があまり上がらないことが多い。

真似するなら徹底してやるべきだろう。

これは自戒を込めていているのだが、今までも成功者の真似をしようとしたことはあるが、部分最適にとどまっていたように思う。

自分が理解できないからこそやってみないと、成功者のことは理解できないのだろう。

なりきるつもりでやってみよう。

はじめの一歩

目的と目標を明確にして、計画を作る際に注意する点がある。

計画は実行しなければ、当然、成果は生まれないことと、実行すれば必ず効果があるものであることが大切だ。

今までできなかったのに、計画を立てた途端に自然とすぐにできるようになることのほうが不自然でしょう。

はじめの一歩で躓けば、後はない。

最初はスモールステップが基本で、とにかく小さくても一つずつ行動を起こし実績を積み上げていくことで、行動の習慣化や自信が積みあがります。

最初に躓けば100%失敗だけど、簡単にできる小さなことでも、10個成果ができれば、次に失敗しても10分の一で、すぐに挽回できる。

ただし次第に目標を高くしていかないと、目的達成には結びつかないので、経営者は焦ってしまうが、我慢が必要です。

できれば自発的に動けるようにならないと、勝手に上の立場から目標を勝手に上げると、途端に従業員はやる気をなくしかねないからです。

目的を意識させること、そのために何をすればよいのか、常に考えてもらうことを、我慢強く従業員に求めていくことが重要なのでしょう。

目標の設定

ビジョン、いわゆるありたい姿を明確に設定することが非常に大切だという話を以前しました。

ビジョンが合っているかどうかの判断基準は、ビジョンをイメージしてワクワクするかどうかなのです。

ワクワクするビジョンを設定したら、即行動というわけにはいきません。

旅行で世界一高い山を登ると決めても、何の準備もせず、ビザも旅券もなく旅立っても難しいのと同じです。

この場合、世界一高い山を登るのは目的であって、それを達成するための目標や計画など戦略が必要なのです。

世界一高い山を登るのは、お金があればすぐに登れるわけではありません。

多額のお金ももちろん必要ですが、登山の豊富な経験、知識、技術や仲間づくり、自身の体力や健康など、様々な克服しなければならない障害があります。

目標は一つではありません。

どの時点でどうなっていたいのか、いわゆる5W2Hで目標を具体的に設定します。

そのときの注意点は、現時点から始めないで、ゴールから逆算することです。

今、できることから行動を積み上げていくと、おそらくゴールは遠くかすんで見えないでしょう。

行動の開始はできることから少しずつ始めるのですが、目標の設定は大胆にゴールから逆算し、一定の期間で目標をきめ細かく設定しておくことがコツとなります。

振り返りと軌道修正が必要だからです。

そのとき決して目的やゴールを動かさないことです。

都合に合わせて、勝手にビジョンを変えるのは、経営者への信頼を失ってしまうからです。