ビジネスモデルの条件
ビジネスモデルとは、簡単に言うと、儲ける仕組み、であろう。
「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」入山章栄氏では、優れたビジネスモデルの4条件を挙げている。
ただし入山氏によれば、この4条件は、アミット=ゾットの2001年論文からのものであるとのことだ。
4条件とは、
効率性
補完性
囲い込み
新奇性
とのこと。
すべての4条件を満たすビジネスモデルの構築は難しいが、特に、「新奇性」がポイントであるらしい。
分析結果として、「新奇性」が高いと、一貫して高い企業価値を示すらしい。しかし、「新奇性」と「効率性」の両方を求めると、逆に企業価値は低下するという。
感覚的に納得できる話ではある。
新しいビジネスアイデアを創出し形作っているときに、効率性は妨げになるのだろう。ビジネスモデルがある程度完成されてから効率化を図るなど、メリハリが必要なのだろう。
これはまるで、長所を伸ばすのと短所を改善するのを同時に行うな、という教訓に似ている。