高粗利経営への道

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逆算思考

トランスフォーメーション思考の中でも、逆算で考えることは大切である。

過去からの延長線上や現在のできるできないで積み上げた目標ではなく、ワクワクするビジョンから設定した目標をまず決めてしまう。

その目標はとても手の届かない高いものでなくてはならない。

その目標を達成するためにはどうしたらよいのか、必死で考える。

その時に、時系列に逆算していって、その目標をブレイクダウンしていくのである。

例えば10年後に20店舗に拡大する目標あれば、7年後に10店舗、5年後に6店舗、3年後に3店舗、来年2号店の出店というように逆算していく。

10年後に20店舗出店というと、現在1店舗しかなかったとしたら、一気にはイメージしにくいが、来年2号店、その先に20店舗があると思えば、やる気も出るし、具体的なアクションプランも立てやすい。

もし、1店舗しかない状態であったなら、普通に考えたら(逆算思考でなかったら) もっと財務体質を良くして、お金がたまったら2号店を出すことになるだろうか。

そうしたらいつまでも2号店を出せない状況が続きそうだ。

また、将来20店舗目標だと、人の採用や教育、顧客対応や管理などあらゆる場面で、将来20店舗のことをベースに考えるため、質が相当違ってくるのは当然た。

逆算思考はビジョンから始まるものなので、やる気が出るのである。逆言うと、やる気の起きないものを目標にするとだめということになる。