高粗利経営への道

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値上げ

顧客にとって、価格の安さは大きな魅力でしょう。

今でもまだ大手は安売りを目玉としているので、そのしわ寄せが中小企業に圧し掛かり、逃がしてくれません。

しかし将来を考えると、このままで立ち行くはずがなく、その場しのぎでしかないのが現状でしょう。

人件費、運送費など、経費は上昇が確実なのですから。

そうすると値上げするしかないのですが、ほとんどの企業はやり方が分からないようです。

すぐにイメージするのは、怒られて取引を切られる恐れです。

理想の値上げは、相手にとっても顧客にとっても喜ばれるものです。

やり方も、頭を下げてお願いするしかないと思い込んでいる経営者が多いようですが、それでは通常は難しいでしょう。

なぜなら、取引先の担当者は仕入の値上げを要請されて承認するには会社としての合理的な理由を求めるからです。

値上げを要求したら、取引先の担当者は必ず聞いてくるでしょう。

何故、今? 理由は? 自助努力はしたのか? 相場は?などなど、合理的な理由を聞いてきます。

だから値上げを要請する場合には戦略が必要です。

相手を知り、どうやったら通るのか、材料を揃え、段階を踏んで交渉に当たらないとなかなか成功しないでしょう。