高粗利経営への道

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新事業の選び

新事業開発を進めていくと、いくつもの新事業アイデアが候補として頻出してくる。

しかしどこまで考えればよいのか、どれを選択するのが良いのか、が難しい。

適切な新事業候補を選出する場合、注意しなければいけないのは、次の3つであろう。

1つは、視野が狭くなっていないか? である。

今考えている事業が良いか悪いかだけで判断しがちですが、そのまま通用するビジネスアイデアなどないことを想定すると、もっと良くするには?もっと問題を解決するには?などと、そのアイデアを広げた場合の可能性まで考える必要がある。

次は、自分やチームの考え方や発想の根本に、自由に大きく広く考えることを邪魔している余計なバイアスがかかっていないか? である。

ビジョンを軸にするなら良いのだが、自然と壁を作って考えている場合がある。良くあるのは、自社の経営資源を基盤にして考えてしまうことである。優秀な人材がいない、金もない、技術もないなど、現状でできる範囲内で思考が止まってしまうことである。

協力者や連携先が必要な経営資源を持っていれば、解決することも多い。

最後に、思考の停止および迷走である。良い事業アイデアが出たところで満足して、考えを止めてしまうことがある。また、いくつかのアイデアが出たが、どう決めて良いのかわからず、頭が混乱して決められないこともある。全く違うようにも見えるが、根本は、正しい新事業開発の手順を踏んでいくことで、解決できる。

考え不足や根拠名のない自信過剰、そして思考の堂々巡りや思考停止を防ぐためにも、何となく進めるのではなく、まずは新事業開発のプロセスを理解し、計画的に進めるべきでしょう。