マッチング
トランスフォーメーション思考では、外部リソースの積極的活用を推奨している。
中小企業は、自社の経営リソースであるヒト・モノ・カネ・技術が不十分なためである。
新事業開発では、ビジョンを明確にして、どうやったら達成できるのか考えることになるが、自社の経営リソースだけだと、すぐにあきらめてしまうことも、外部リソースを活用できるとなると、一気に可能性が高まってくる。
つまり他社とのマッチングが有効なのだ。
マッチングで一番大事なことは、ビジョンに共感してくれる相手かどうかである。
そして、自社の強みと相手の強みをかけ合わせて、シナジーを創ることを必死で考えることだ。
マッチングありきだと、お互いがその時に連携可能なリソースだけ持ち寄ってビジネスを始めてしまうことが良くある。
これは、シナジーではなく、妥協であり、大きなビジネスにはならない。
強みをかけ合わせ、大きく革新的なビジネスを創り出そうと、最初からプロセスを合意しておくことが要となるだろう。
マッチングは、ビジョンに共感し合う愛称だけでなく、その後のプロセスの合意も含めるべきである。